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同調とアサーション

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は、アサーションについて行いました。

アサーションとは、自分も相手も大切にする自己表現のことで、自分の考え、欲求、気持ちなどを率直に、正直に、その場の状況にあった適切な方法で述べることです。自己表現には、非主張的自己表現、攻撃的自己表現、アサーティブな自己表現があります。時と場合、相手等によって、3つの自己表現を使い分けているかと思います。

本日は、うまくアサーティブ自己表現ができず、同調してしまう時の心理やそのような場合のアサーティブな自己表現について検討をいたしました。

他者の意見に同調してしまう時はどのような時でしょうか。

まずは、Asch,S.E.による実験で、図版(A)に書かれたものと同じ長さの線を図版(B)から選ぶというものです。1人で行うとほとんど間違えがないのに、サクラ全員が間違えた回答をすると、正解率が低下いたしました。それは、サクラの答えに同調してしまったために生じたものと考えられます。

今日の参加者は正解に自信があったから等と同調は生じませんでしたが、全員が同じ答えをしている中で、自分の考えを伝える難しさはあるかと思います。

そして、日常の中で他者の意見と同調してしまう場面とその時の気持ち、今後、同様の場面でアサーティブな自己表現ができるとしたらどのように伝えるかについて、分かち合いました。

特に、会社等の組織では他者に合わせる必要性が生じることも多々あるかと思います。そのような中でも自分の意見を伝えたい、伝えた方が良いと思う場合には、自分の気持ちに正直に、アサーティブな自己表現を活用していただけましたら、と思います。

 

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