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認知行動療法*ストレスあるある

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワーク・デイケアのご報告です。

毎週火曜日午前中は 認知行動療法 を実施しています。

今日は「ストレスあるある」と題し、皆さんから実際にあったストレス場面を題材に出していただき、皆で検討していきました。

今日提供していただきましたお話も、それはそれは絵にかいたような「THE・ストレスあるある」のビジネスシーン。あまりにもあるあるな話でしたが、どんどんみなさんと一緒に気付きを広く・深くしていきました。

今日はたった1つの「あるある」でしたが、どの業界にも共通して聞くような「あるある」でしたので、皆さん自分自身にも重ねてながらの振り返りができましたね。

戴きましたご感想には、たくさんの気付きが記されていました。

「どれだけ自分も『べき』まみれだったか気が付いた。まるで自分のことのようだった。」

「『できること』と『できないこと』の識別 … そんな概念が今までなかったのでハッとした。」

「他人事だから客観的に振り替えることができたことによって、自分に置き換えてみた時に素直に『ああ、そういうことだったのか』と気付くことができて良かった。ダイレクトに自分自身のこととして向き合ったら、ダイレクト過ぎてまだ怖さや辛さの方が大きかったかも。」

「明日の個別ワークで『ストレスコーピングリスト』を作ろうと思います。」

… そんなお声もそれぞれ複数挙がっていました。

そうですね! ケーススタディ、それも実際の話をネタにして、他人事だから気持ちを楽に、でも真剣に … の取組みスタイルは、大きな気付きと成長をもたらすことが多いです。1人きりよりも皆と一緒に!今日もお互いに善き刺激を受け合いました。

これからも毎週火曜日の認知行動療法のエクササイズでは、決して「知ってる」だけで終わらせない というプログラムポリシーで、マラソンのように繰り返し繰り返し、手を変え、品を変え、さまざまな切り口から実際に使えるように身に着けていきましょう!

午後の<>では、第3週目恒例「アートヒーリング」でした。

今日は3名の方がアートにデビューされました。今日の感覚 … 忘れないでいられるといいですね☆

 

音楽鑑賞と自己表現

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は午前中は感性を磨くため、みなさんと音楽鑑賞をしました。私も普段は音楽は曲のほうにフォーカスしていますが、立ち止って歌詞を味わってみると、とても奥深いものが表現されていることに気づかされます。

何を伝えたかったのか、なぜこの言葉をチョイスしたのか、この歌詞や情景の裏にどんな心理描写が描かれていのか、などなど。限りある言葉の中で、アーティストごとの表現の工夫が感じられます。そうすると、何気なく聞いているときと、感じ方が変わってきて、いろんな想いがこみ上げてきます。

 

午後はその感性を活かして、午後から利用者さん同士でインタビューをしてもらいました。感性を活かしたコミュニケーションは、単なる情報のやり取りだけでなく、より深いレベルでの相互交流になります。10分という短い時間でインタビューして、3分にまとめて他己紹介してもらいましたが、それぞれに、豊かな世界があることを改めて実感しました。コミュニケーションの奥深さ、楽しさを実感することができました。

ハムストリングを柔らかくするヨガ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークご報告です。

昨日のヨガはハムストリングを柔らかくするヨガでした。

ハムストリングは太もも裏の筋肉です。

普段から運動をしない人や座り仕事の多い人などは、ハムストリングが硬くなりやすいです。

ハムストリングスが短縮してしまうと骨盤後傾になりやすいです。そうなると骨盤につられて腰椎は後弯位になってしまいます。

これは腰痛の原因になります。だから腰痛の人はハムストリングスが硬い人が多いのです。なのでしっかりとハムストリングスを伸ばす必要性があります。

 

今日行ったポーズのひとつ、ウッターナアーサナ

硬い方は左のように、お腹と太ももの前部分をつけてから、膝を深く曲げ、無理をせずに少しずつ膝を伸ばしてみてください。痛いようであれば、膝は曲がったままでいいので、ハムストリングの伸びを意識しながらポーズをしていきましょう。

 

ハムストリングは痛めやすいので無理をしないでくださいね〜。

 

 

疾病理解講座「軽症のうつ病」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は疾病理解講座「軽症のうつ病」について行いました。

NHKきょうの健康「うつ病信頼できる最新治療『軽症のうつ病』」に基ずいて、うつ病の症状や治療方法等ついて説明した後、レジリエンスを高めるためにできることについて話し合いました。

偏った考え方について、改めて考えてみること、自分の状態を言葉にして伝えること、良かった出来事を振り返ること、嫌なことも嫌なこととしてそのままを認めること、好きなことを行う時間を作ること等、様々なことがあげられました。

自分について考えた際に、不思議と良いところではなく悪い面が目につきやすいかと思われます。努めて良い面を見るようにすることも一つかと思われます。

また、心身の健康管理のために日常生活で心がけていることについて、睡眠リズムを整えること、気持ちを前向きにするようにすること、自分のコンディションを把握し、それに応じた対応をすること、考え等を伝えるようにすること等、意見がありました。

軽症のうつ病では、症状が比較的軽く、どうにか、仕事等にも行くことができる状態です。そのため、無理をしてしまいがちですが、自分の状態に気づき、対応されることも必要かと思います。

本日の小ワークではジョハリの窓を行いました。ジョハリの窓とは、コミュニケーションを円滑化させるために提案されたモデルです。このモデルには、自分にも他人にもわかっている「開放の窓」、自分には分かっているが他人にはわかっていない「秘密の窓」、自分にはわかっていなく他人にわかっている「盲点の窓」、自分にも他人にもわかっていない「未知の窓」があります。

この領域の使い方によって、コミュニケーションの取り方が異なります。

まずは、それぞれの窓に自分のことを記載いただき、まずは開放の窓に記載されたことについて分かち合いました。そして、自分では気づいていない、他の参加者からフィードックされたことを盲点の窓に記載し、分かち合いました。

このようなことを通じて、開放の窓が広がっていくことを実感いただけたかと思います。

コミュニケーションは開放の窓で成り立っています。自分のことを他者にわかってもらうことで円滑なコミュニケーションにつながるかと思います。

 

 

心の習慣作り(スキーマ療法とは・・・)

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、心の習慣作りのワークを行ないました。このワークは認知行動療法の1つ、スキーマ療法に基づいています。

人生を振り返り、スキーマという無意識レベルの心の習慣に光を当て、より生きやすい心の習慣を身につけていこうとする取り組みで、本当は1~2年かけてゆっくりじっくり時間をかけて進めていきます。しかし、当院ではリワークのみなさんに合わせるため、数ヶ月でできるように試行錯誤中です。

今日はスキーマ療法の考え方と全体の流れを説明した上で、各自の人生を振り返ってもらいました。

午前中は時間をかけて、ゆっくり例を挙げたりしながら説明し、マインドフルネスに取り組みました。午後はそれぞれのペースで、ワークに取り組んでもらいました。

時間のかかる作業ではありますが、みなさん取り組まれるといろんな角度から自分の人生を振り返るので様々な気づきがあり、人生の宝物に気づかれたようです。

リフレーミング / 集中ワークトライアル

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワーク・デイケアのご報告です。

毎週水曜日午前に実施しております 自己洞察ワーク 、今日は<リフレーミング>を通して自分の「もう1つの宝の側面」に気付いていきました。

事実は1つ。その捉え方・意味づけの仕方は本当は様々なのですが、自分が1つの側面からしか意味づけしていないことは実に多いものです。今日はそのこと自体を初めて知った方が何人もいらっしゃり、物事の捉え方の世界がぐっと広がったようでした。

まずはウォーミングアップとして、皆さんがよく使うネガティブな印象の強いことば(単語)が持つ「もう1つの側面」を10単語ほど検討し、その後「状況リフレーミング」と「内容リフレーミング」を自分自身のケースにも当てはめて検討してみました。

”メンタルがタフになるヒントに出会った気がした。「もっと気持ちが強くなりたい」と遠慮しないで素直に思えた。”というご感想がとても印象的でした。今までずっと自分には無縁と諦めていたご様子。。 これからもこの習慣づけを続けていきたい、というお気持ちに私達もたくさんお手伝いできるといいな、と思った次第です。

また、”状況リフレーミングを検討することにより、時を超えて数年前の辛かった思い出とそこでついてしまった傷が癒えた、自己肯定感が今日回復できた” というご感想にも、このリフレーミングをモノにしていく大切さを改めて感じました。

これからも何回もエクササイズして、皆でココロの習慣にしていきましょう!

午後の <個別ワーク> *Office* 集中トライアル  ★ 詳細&FAQ ★(ブログ) では、

今日もさまざまなワークを皆さんなさっていました。

例題を使ったエクセルやパワーポイントの練習は、やはり実践的な指の感覚、目と頭の感覚を思い出すのに最適です。

また、今まで実施した「生活スタイルチェック」の参加できなかった回をこの<集中ワーク>で検討することもできます。生活スタイルを見直し、より回復力と仲良くなっていくことは大切ですね。

 

強化に気付く

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワーク・デイケアのご報告です。

毎週火曜日午前は 認知行動療法 を実施しています。今日はアセスメントシートを使いながら、自分のケースを検討しつつ、「強化」についても気付きをもたらしていきました。

強化が深~く入っていればいる程、自分にとっては当たり前過ぎて強化の存在に気付きづらくなっていたりします。自分は何を得る為にそれをやっているんだろう?その「メリット」に気が付くと、メリットへの別アプローチの発想も浮かんできたりするのですね。

午後の<(カラーセラピー)では、色を通して自己洞察を深めました。

今日は皆さんそれぞれに選んだ4本を使って、1つの物語を作っていきました。

どの方のストーリーも、それぞれの「今とても大切なテーマ」としっかり結びついていました。

画像の方のストーリーはボトルの動き付☆ ぜひ動画でご紹介したいくらいでした。

ライフスタイル&ライフスキル(食事)

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、ライフスタイル&ライフスキルの食事編ということで、心と身体を健康にさせるための食事のポイント、献立の立て方についてやりました。

難治性のうつ病の場合、食事、運動、睡眠が乱れていることがあります。そもそもうつ病は脳がいつもどおり働いていない状態なのでライフスタイルを整えて、脳をいい状態にしていかないと回復につながっていきません。早く回復し、復職される方はこの3つのサイクルが整っていることがほとんどです。

話をしてみると、みなさんが抱える課題は共通しているものがありました。全てにお答えできたわけではありません。

しかし、昨年1年間、取り組んできた中で、食事に関する習慣を作っていくために何が大切なのか少しずつわかってきました。ポイントを絞ってみなさんにより実践的な情報をお届けできたと思います。

「神経質にならなくてもいい」「知識や情報って大切」「できていることもあることが分かった安心できた」など、様々な気づきや手ごたえを感じていただけたようです。

 

 

リワーク*フォローアップ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワーク・デイケアのご報告です。

今日は第2土曜日恒例の リワーク*フォローアップ を実施しました。

復職したてほやほやの方から1年近くになる方々まで。それぞれの段階ごとに取り組むテーマ、意識するテーマが違う中で、お互いにシェアをしながら大切なことを振り返ったり、智慧を出し合ったりする場になっています。

この場で出る話は復職された皆さんの「リアル」。現実の職場での生々しい感情が吐き出され、そのリアルに向き合っていきます。復職された方々それぞれのまさに「本番」の職場での経験をこうして分かち合えるのは、本当に貴重な機会だな、といつもながらに思いました。

このフォローアップは、リワーク現役の方々もご参加することができますので、普段プログラムで実施するロールプレイ等とは全然違う雰囲気と話題の濃さが、現役の方々の心の準備にも大いに役立っています。

今日も復職された方・現役の方、双方の表情の変化が「同じ立場同士でこうして吐き出すことの大切さ」を物語っていました。これからもこの機会を大切に育てていきたいですね!

次回は 4月13日(土)9:00~(時間途中からのご参加OK)です。

すべてイラショナルビリーフ?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。本日は、論理療法について行いました。

まず、論理療法の原理について見直し、ビリーフが感情や行動を生みだすことを確認いたしました。

ビリーフにはイラショナルビリーフとラショナルビリーフがあります。健康的な感情・行動につながるためには、イラショナルビリーフをラショナルビリーフに変えることとなります。その際に、イラショナルビリーフを論理性、経験主義、実用性の観点から見直していくことについて、確認をいたしました。

本日は、「~ねばならない」や「~おしまいだ」、「~価値がない」が全てイラショナルビリーフになるかどうかについて、検討をいたしました。「~ねばならない」と言っていてもモチベーションにつながったり、単なる条件を説明しているだけのこともあります。また、「おしまいだ」「価値がない」としていても、自分にとっての考えを述べているだけのこともあります。そのため、ビリーフによって、生じる行動にも目を向ける必要があるのではないかと考えられます。

次に、自分の抱きやすいビリーフで、イラショナルビリーフかどうか迷っているものについて、分かち合いました。「価値がない」「役に立たない」の背景に、出来ている部分があることの確認や「~をしなければならない」と追いつめられることで苦しくなること等について確認をいたしました。また、ケースによっては、~ねばならないが味方にもなり、苦しめることになることについても分かち合いました。

自分自身が苦しい時等に、ビリーフを見返し、少し和らげることで、気持ちが楽になる面もあるかと思います。